根本主義バプテストに求められるもの

築き上げるためであって、倒すためではないのです。Uコリント13:10
神学生の時に1人の教師が大変興味深いたとえ話をしてくださいました。
「ある町に1人の根本主義者が来た。彼は何もかも否定し全て壊してしまい、去って行った。彼の去った後には何もかも無くなり、以前有った物までも無くなってしまった」。実に興味深いたとえ話で、根本主義者のある側面を適切に表しています。
もう1つは極めて現実的な問題です。最近私はある根本主義の大会に参加しました。主催者が大会を開催した目的は、「自由主義者や新福音主義者たちは、約50年の間の比較的早い時期に、組織的な大規模の協力体制を確立した。そして、すでに多くの大きな事業を達成してきた。私たち根本主義者はいまだに何の協力体制もできずに相変らず相互に対立し、非難し続けている。もし、今この協力体制を確立できなかったら、次の50年も又同じ。故に私たちは今回この集まりを通して一致点、又協力できる点は何かを探り、できるところから始めていきたい」と。

実はこのことは私が長い間祈り模索し続けていたことです。感謝なことには、主の豊かな御導きの中で、今回「根本バプテスト聖書研読本」を発行すべく、すでに働きが始まっています。この働きの中で多くのことを教えられ、導かれています。以下の内容はこの働きの中で教えられていることです。
もし、主の御再臨がなければ、今後の50年を睨んだ私たち「根本主義バプテスト」の、最大の必要の1つが、この「共に築き上げる働き」と言えるでしょう。
貴方も是非、このことに関して「静かに主の御前に出て、じっくり祈り考えて」頂きたいのです。
求神帯領! 求神幇助!

T.宣教地の必要から

その経緯
8年余りの宣教地での働きの中で、祈りつつ、模索しつつ宣教地の真の必要に触れる働きを切望してきました。
これらの働きを通して、広大な宣教地の働きに多くの限界を痛感し、「より広範囲にわたる、より長期的な働き」を祈り導かれた結論の1つが、
「根本バプテスト聖書研読本」の発行です。宣教地に「キリストの体なる教会」を設立するのに、必要不可欠の働きです。

現在の状況
主の豊かな導きの中で、すでに諸準備が進められ、世界の各地から支援が寄せられています。この働きを初めてくださった主が完成してくださることを信じ、続いて主を見上げています。

U.相互協力の必要

これらの働きには相互の協力が不可欠です。多くの協力があって、初めて可能な働きです。各自の持てるものは小さくてもこれらの力を総合するなら、考えられない位の大きなものになります。1人1000円の献金はそんなに大きくありませんが、100人で10万円、1万人では100万もの大金になります。大きな事業には多くの、様々な面での協力が必要です。 大きな事業には多くの、様々な面での協力が必要です。この相互の協力は初代教会からの聖書の原則です。パウロの働きにはピリピ教会や、他の多くの教会のクリスチャンたちの協力がありました。ローマ書16章などの書簡の最後に出てくる多くの人名は、彼の協力者と言えるでしょう。近代宣教は多くの諸教会の協力で可能となる働きです。各自は各々の分野で賜物を生かして協力することができます。Uコリント12章の「体が各器官から成っている」のと同じです。各自がそれぞれ異なった賜物を与えられているのは、実に素晴らしいことです。この「違いは」は、多くの分野での協力を必要とする働きにおいて、大きく用いられます。 あなたの担い得る、貴方ならでは働きが必ずあります。

V.より良いものを建て上げることの必要性

まず「何が駄目か?」ではなく、「何ができるか?」について祈り、考える必要があります。この点は非常に大切な点です。つまり「壊す」のではなく「建て上げる」ことについて祈り考える必要があります。「築き上げるためであって、倒すためではないのです」Uコリント13:10パウロに与えられた権威は、この「築き上げるため」でした。では貴方に与えられている「多くの賜物」はいかがでしょうか?問題点は私たちの視点です。最初から「否定」を前提とするならば、協力は不可能です。視点を変えて「建て上げる」ことを考えなら、貴方も多くの「協力できる点」を必ず見出すでしょう。

W.根本主義バプテストが一致協力するとき

サタンは極めて巧妙に「私たち根本主義バプテスト」の一致協力を妨げて来ました。残念ながら彼は現時点では成功していると言わざるを得ません。 「私たち根本主義バプテスト」は「大変に高価な良いもの」を主から与えられ、ゆだねられています。私たちが主にあって一致協力するならば、「私たち根本主義バプテスト」ならではの、尊い大きな働きが可能です。このことを通して「私たち根本主義バプテスト」は「影響を受ける」のではなく、「良い影響を分かち与えて」行く側になります。 主が「私達根本主義バプテスト」を建てられた理由ではないでしょうか?「築き上げるためであって、倒すためではないのです」Uコリント13:10私たち一人ひとりはこの御言葉を吟味する必要があるでしょう。 貴方はいかがでしょうか?

「主に喜ばれる」働きとは:

■「否定し、破壊」することではありません。「建て上げて」いくことです。
■主があなたに与えられた賜物は、主のために「建て上げる」ものです。
■「私たち根本主義バプテスト」こその働きを、共に「建て上げて」いくことです。 
■「私たち根本主義バプテスト」が、今こそ、主に在って、一致協力」して「建て上げる」働きを始める時です。
貴方もぜひ、この働きに加わってください。

主の2001年10月24日 宣教地にて
感謝しつつ 祈りつつ 以馬内利 
主内 
景 雅 各